電撃文庫新刊

「文化センター田中屋」(←地元の本屋)に、入荷せず。来週だとよ。
10年前からそうなんだけど、自分の住んでいる市はラノベ系文庫新刊の入荷が壊滅的に遅い。(他の文庫は注意してないのでわからないけど、二大文学賞受賞作品の文芸書は普通に入って来ている)10日〜1ヶ月くらい遅れる。もちろん、結局入ってこないのもある。
西尾維新の新刊(講談社ノベルス)もまだ売ってない。ユヤタンはネット書店に予約した。
離島ではない。関東地方、東京から120キロくらい離れてる。雑誌(マンガ単行本含)は発売日にくる。書籍でも前もって注文すれば、発売日にくる。
直接的な原因はどこ?出版社?取次?書店?せっかくのブームなのに、どうして入らないんだろ。返品できるんだから、書店にできる最速で1冊ずつくらい仕入れてくれたらいいのに。と思う。(もしかして10日〜1ヶ月が最速なのか?そんなわけないだろ)

まあ、ネット書店で買えばいいんだけど、面白そうかどうかもわからない新刊のうちから何を基準にして選ぶかというと、全体的な装丁とか、あとがきとかなわけで、予算と時間が限られている以上、つまらないものは読みたくないし、かといって評価が確定しきった作品だけを読んでいても面白くない。特にラノベはそう。
とりあえず、今から本屋に理由を聞いてこよう。

聞いてきた。別の本屋で買えました。

あんまり期待してなかったのだけど、その本屋では、ラノベ系はほぼ発売日に入るとのこと。7年大阪にいる間に変わったらしい。
で、そこのおばちゃんに聞いてみたところ取引している「取次」によって入荷日が違うらしい。何じゃそりゃ。だったら複数の「取次」と契約してそこが得意な出版社で使い分けるとかできないのだろうか。(できないみたいです…)
この業界のいろいろは以前から気になっていたので、気になる記事をwebから
そもそもの解説
http://mwr.mediacom.keio.ac.jp/hayashi/omake/mf1998/bun2.html
問題点あれこれ
http://homepage3.nifty.com/hatanaka/pressroom/voice/980923.htm
http://www.bekkoame.ne.jp/~much/kousaten/tanibn023.html
http://www.ecole-sesame.com/sesame-news0400824.htm
取次って日版とトーハンの寡占状態でその会社の匙加減で本屋への割り当てが決まる。と。穴埋めのように専門分野でがんばってる小さい所もあるけど、たいがいはこの辺だと。
これらは6〜10年前の記事だけど、ネット書店ができた現在でもあまり変わらないらしい。
http://d.hatena.ne.jp/chakichaki/20050123
http://free.txt-nifty.com/free/2005/01/post_4.html
とりあえず、ラノベの新刊が買えないくらいでぐだぐだぬかすな。(5年前の旧刊はほとんど買えないけど)てーか結局買えたんだからいいじゃねえか。現状はもっとヤバいんだからということで。
読んでみたい本
出版大崩壊―いま起きていること、次に来るもの
出版クラッシュ!?―書店・出版社・取次 崩壊か再生か 超激震鼎談・出版に未来はあるか?〈2〉
ベストセラーだけが本である
出版社と書店はいかにして消えていくか―近代出版流通システムの終焉