『正しい台風の起こし方』

正しい台風の起こし方―気象精霊記 (富士見フアンタジア文庫)

たまたまラノベコーナーで立ち読みしていた高校生におすすめを聞いたらこれをすすめてくれた。
ブギー以前と以後でライトノベルのルールが違うことを再認識。スレイヤーズの影響がまだあった９７年のファンタジア大賞審査委員特別賞作品（岬兄悟氏推薦）。魔法、精霊等シリアスファンタジーの世界観をコミカルにアレンジした、擬音過多なノリで押し切りるタイプの作品。「気象精霊ぷらくてぃか」として現在もシリーズが続いている。
ノリがものすごくなつかしくて古めかしい、こういうのはスレイヤーズだけあればいいやと自分は思ってしまうのだが、おそらくスレイヤーズをよく知らない（はず）今の高校生が読んでいて、今もシリーズが続いているということは、まだ需要があるということか。それとも「ぷらくてぃか」は学園、ミステリー、ＳＦ要素の混入という「今風」のアレンジがされているのだろうか。

※てか、ミステリ文庫があったなぁ