『異邦の騎士』

異邦の騎士 改訂完全版

異邦の騎士 改訂完全版

ミステリはほとんど読んでないのだけれど、いわゆる「本格もの」でトリックを解く、殺人を犯すという登場人物の行為じゃなくて、トリックのしくみそれ自体がドラマを含みかつ生み出しているというのは珍しいんじゃないだろうか。
今まで自分が読んだ100冊ばかりの「本格もの」にはそういうのは無かったので、不意打ちされた気分だ。