?クビシメロマンチスト

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

やっと、積ん読いたネコソギを読み始めようとしたのですが登場人物一覧に、今までの人物がみんな載っているのにビビッて、シリーズを再読中。
はじめて読んだときはミステリだと思っていたので、とても腹がたったのですが、ミステリで明かされる殺人の動機云々という仕掛けというかお約束に対するツッコミだと思えば、それほど腹も立たず。単に西尾に慣れただけかもしれませんけど。
なんかの本にミステリは「日常が揺さぶられる不安(不可解なトリック)が与えられた後、それが取り除かれ、(トリックが暴かれ、犯人の動機が明らかになる)日常が回復することによって、もとあった日常の意味を再確認することに意味がある」(大意)とか書いてありました。
ジェットコースターとか、お化け屋敷みたいなものでしょうか。
で、最初から固定ベルトが無いジェットコースターとか、入り口にゴーストバスターズの光線銃(本物)が置かれているお化け屋敷みたいなのが、西尾作品というか、戯言シリーズで、ミステリを期待するとひどい目に遭うけど、ミステリに対する情報やイメージが全くなければ、全く楽しめず。という。なんでもありだけど、あるルールが前提として存在している何でもあり。
そう考えると、まともというか、正直な作品(群)なのかな。とも思います。
あとX/Yの意味を今日ネットではじめて知りました。活字と文字組の都合上、斜めの”/”で書かれているのかなと思ったので、わざわざ


Yと縦に書いて鏡映しと回転を行った結果意味不明だったのですが/のままでよかったんですね。